AI TOOLS COMPARISON

主要AIツール比較表(2026年7月版)

米国(ChatGPT・Claude・Gemini・Copilot・Perplexity・Grok)、中国(DeepSeek・Kimi・Qwen)、欧州(Vibe/旧 Le Chat)、日本(国産LLM勢)の主要AIツールを、メリット/デメリット/料金/できること/今後の展望で横断比較。現在経費で有料利用している ChatGPT・Claude・Gemini が従量課金化するなど料金改定があった場合に、他ツールへ乗り換え可能かを把握しておくための資料です。デザイン局で使用中の画像・動画・音楽生成AI(Kling・Vidu・DomoAI・SUNO・Artlist・Adobe Firefly)の比較も収録しています。

作成日:2026年7月17日 | 最終更新:2026年7月30日 | 料金は個人向けプラン中心。為替・改定により変動します。

早見表

まず全体像をつかむための1枚。詳細は下のツール別カードへ。

ツール ひとことで 無料版 個人有料(月額) 企業向け(月額/人) いちばんの強み 弱み
🇺🇸 米国
ChatGPT利用中OpenAI(米) なんでもできる万能型の定番 あり(回数制限) Go 約1,400円/Plus 3,000円/Pro 16,800円・30,000円 Business $20(年払い)〜$25(2席〜)/Enterprise 個別 ※席は定額だがエージェントはクレジット従量 利用者最多・機能の幅(画像・音声・エージェント) プラン体系が複雑化。2026年7月6日から Workspace エージェント等がクレジット従量課金に
Claude利用中Anthropic(米) 長文・文章品質とコーディングの実力派 あり(枠少なめ) Pro 約$20(年払い約$17)/Max $100・$200 Team Standard $20(年払い)〜$25/Premium $100〜$125(2人〜)/Enterprise $20/席+API従量 自然な日本語の長文、資料読解、Claude Code 画像生成は不可、無料枠が小さい。最上位 Fable 5 を定額内で使えるのは Max 以上(Pro はクレジット制)。Enterprise は席料+API従量の形態
Gemini利用中Google(米) Google連携とコスパの王者 あり(充実) Plus 725円/Pro 2,900円/Ultra 14,500円・32,000円 Workspace各プランに標準搭載/上位はアドオン Gmail・Docs連携、動画生成Veo、ストレージ付きで安い プラン改定が頻繁でわかりにくい。最上位 Pro モデルの更新が停滞(3.1 Pro 以降が未リリース)
CopilotMicrosoft(米) Office業務に埋め込む企業向け あり(Web版) Microsoft 365 Premium 約3,200円($19.99)※旧 Copilot Pro は新規販売終了 M365 Copilot Business $18(初年度促進価格)〜$21/上位$30 Word・Excel・Teamsの中で直接使える、企業の権限管理 単体AIとしての自由度は低め、実質M365前提。個人向けは Office込みの Premium に統合
PerplexityPerplexity AI(米) 出典付きで調べ物に特化 あり Pro $20/Max $200 Enterprise Pro $40〜/Enterprise Max $325 出典リンク付き回答、最新情報のリサーチ 創作・長文執筆は不得意
GrokxAI(米) X(旧Twitter)直結のリアルタイム型 あり(制限つき) SuperGrok 約$30/Heavy 約$300 専用法人プランは限定的(API利用が中心) Xのリアルタイム情報、API料金の安さ 正確性・日本語品質にムラ、企業導入実績が少ない
🇨🇳 中国
DeepSeek深度求索(中) 無料で米国最上位級に迫る破壊者 あり(充実) チャットは基本無料(APIは業界最安級・時間帯別料金) 管理型法人プランなし(API従量 or 自社運用) 無料で高性能、API料金が米国勢の5〜30分の1 データは中国内サーバー保存、政治的話題に回答制限。APIはピーク時2倍の時間帯別課金
KimiMoonshot AI(中) 100万トークンの超長文特化 あり(旧モデル・回数無制限) $19/$39/$99/$199 の4段階 API従量が中心(法人管理プランは中国市場向け) 書籍1冊分を丸ごと読める長文処理、ファイル解析。K3のオープンウェイト公開で自社運用も可能に 日本での情報・実績が少ない、中国系共通の懸念。※人気殺到で新規登録を一時停止中(段階的に再開予定・2026年7月30日時点で未再開)
Qwen(通義千問)Alibaba(中) 119言語対応の多言語王者 あり チャットは基本無料(API従量・低価格) Alibaba Cloud 経由のAPI・法人契約(個別) 日本語含むアジア言語に強い、オープンソース最大勢力 個人向けUIは中国市場中心、中国系共通の懸念
🇪🇺 欧州
Vibe(旧 Le Chat)Mistral AI(仏) データ主権重視の欧州代表 あり(1日約25〜150通) Pro €14.99(米国勢より割安) Team €19.99(年払い)〜€24.99/Enterprise 個別 GDPR準拠の安心感、高速応答。Work/Codeモードでエージェント化 機能の幅・エコシステムは米中に見劣り。2026年5月に Le Chat から改称
🇯🇵 日本
国産LLM勢NTT・PFN・ELYZA他(日) 法人・官公庁向けの日本語特化 —(法人契約が中心) —(個人向けはほぼなし) 個別見積もり(席数・構築費・運用形態による) データ国内保管、日本語・国内業務への特化 個人向けチャットはほぼなし、汎用性能は米中に及ばず

直近のAIトピック

乗り換え判断・料金に関わる直近の主なニュース(新しい順)。月次の自動更新で入れ替えます。

7/27Kimi

K3 のオープンウェイトを公開(Hugging Face)。ただし4bit量子化でも約1.4TBのメモリが必要で、独自ライセンス(大規模MaaS事業者は別途契約)。新規登録の停止は7月30日時点で継続中(段階的に再開予定)。自社・国内クラウドで動かせば中国サーバー保存の懸念は回避できる。

7/24Claude

Claude Opus 5 を公開。Fable 5 に迫る性能を半額(API $5/$25)で提供し、Max プランの既定モデルに(Pro でも選択可)。定額プランの料金は据え置きで、実質的な値下げ。一方 API は9/1に Sonnet 5 の導入価格が終了し入出力とも+50%($2/$10→$3/$15)。

7/21Gemini

Gemini 3.6 Flash を公開($1.50/$7.50・同じ作業でのトークン消費を約17%削減)。一方フラッグシップの 3.5 Pro は3度目の延期で未リリースのままで、最上位 Pro は2月の 3.1 Pro が現役。

7/9ChatGPT

GPT-5.6(Sol/Terra/Luna の3階層)を一般公開。あわせて目標を渡すと資料・スライド・サイトまで仕上げるエージェント「ChatGPT Work」を投入(Business・Enterprise に追加費用なしで同梱、消費分はクレジット課金)。

7/6ChatGPT

Workspace エージェントと ChatGPT for Excel/Sheets の無料期間が終了し、クレジット従量課金が開始。席料は定額のままで、エージェントの実行分だけが別課金(1回の実行で概ね5〜25クレジット)。法人プランで「定額+従量」の併用が始まった実例。PowerPoint 分は8/6まで無料。

7/1Microsoft

Microsoft 365 の法人向け価格が平均16%値上げ。M365 Copilot Business は標準$21/席(初年度促進価格$18)。個人向けの Copilot Pro は新規販売を終了しており、既存契約も8/1でサポート終了。後継は Office込みの Microsoft 365 Premium($19.99)。

6/9Gemini

Google AI Plus を月1,200円→725円へ約4割値下げ。利用枠2倍・ストレージ増量で、個人向けの価格競争が加速。

5/28Vibe

Mistral が Le Chat を「Vibe」へ改称。Google Workspace・Outlook・Slack と連携して多段作業をこなす Work モードと、サンドボックスでコードを書く Code モードを搭載し、チャットからエージェントへ路線転換。料金はユーロ建て(Pro €14.99)で既存契約は引き継ぎ。

ツール別の詳細

メリット・デメリット・できること・今後の展望を各ツールごとに整理。

ChatGPT OpenAI利用中

世界で最も使われている万能型。最新モデルは GPT-5.6 系(Sol / Terra / Luna の3階層・2026年7月9日公開)。

料金無料 / Go 約1,400円 / Plus 3,000円(円建て固定) / Pro 16,800円・30,000円
法人: Business $20(年払い)〜$25/人(2席から即日導入可) / Enterprise 個別見積もり
※2026年7月6日から Workspace エージェント・ChatGPT for Excel/Sheets はクレジット従量課金(席料とは別建て。1回の実行で概ね5〜25クレジット、PowerPoint 分は8/6まで無料)
メリット
  • 機能の幅が最大(文章・画像生成・音声会話・データ分析・エージェント)
  • 利用者が多く、日本語の活用情報・事例が圧倒的に豊富
  • 2026年から円建て固定料金で為替の影響を受けない
デメリット
  • Go/Plus/Pro×2価格とプラン体系が複雑化
  • 法人プランは「席は定額+エージェントは従量」の二重構造になり、コスト予測がしにくくなった(2026年7月6日〜)
  • もっともらしい誤答(ハルシネーション)は依然あり、事実確認が必要
  • 無料版は最新機能・回数に制限
できること

文章作成・要約・翻訳、画像生成、音声会話、コード生成、ファイル分析、Web検索、Deep Research、ブラウザ操作エージェント、ChatGPT Work(資料・スライド・サイトを仕上げるエージェント)、カスタムGPT作成

今後

半年未満の間隔でモデルを更新する高速ペース。「指示すれば複数ステップの仕事を自律で完遂する」エージェント路線を強化中で、その実行分を従量課金する形が定着しつつある。

Claude Anthropic利用中

文章の自然さと安全性重視の設計が特徴。最新は Claude 5 ファミリー(Fable 5 / Opus 5 / Sonnet 5)。2026年7月24日公開の Opus 5 が Max の既定モデル。

料金無料 / Pro $20(年払いで約$17/月) / Max $100・$200
法人: Team Standard $20(年払い)〜$25/人 / Team Premium $100(年払い)〜$125/人(2〜150人) / Enterprise $20/席+API従量(自己申込も可)
※最上位モデル Fable 5 は Max・Team Premium なら定額内で利用可(利用枠の50%まで)。Pro・Team Standard はクレジット制=$100分を付与、使い切り後は追加購入(2026年7月20日〜・公式発表)
※API は9/1に Sonnet 5 の導入価格が終了し $2/$10 → $3/$15(入出力とも+50%)
メリット
  • 長文の読解・執筆品質が高く、日本語の文章が自然
  • Claude Code によるコーディング支援は開発者から高評価
  • 安全性・倫理面への配慮が設計思想として強い
  • Opus 5(7/24公開)が Fable 5 に迫る性能を半額で提供。定額プランの料金は据え置きのため、契約者には実質的な値上がりなしの性能向上
デメリット
  • 画像・動画の生成機能がない
  • 無料枠が他社より小さく、Maxプランは月払いのみ
  • 最上位モデル Fable 5 を定額内で使えるのは Max 以上(Pro はクレジット制)。通常モデル(Opus 5・Sonnet 5 等)は全プラン定額のまま
  • 法人の Enterprise は「$20/席+API従量」で、席数だけではコストが決まらない
  • Claude Code の週次利用枠を50%増やす期間限定措置は7月19日で終了し、通常枠に戻った
できること

長文執筆・要約・翻訳、大量資料の読解、コーディング(Claude Code / Cowork)、Artifacts(Webページ・アプリ生成)、プロジェクト管理、外部ツール連携(MCP)、PC操作エージェント

今後

企業の実務への組み込みを加速(2026年5月に金融向けエージェントテンプレート公開など)。「AIの内部理解と安全性」を軸にした開発が続く見込み。

Gemini Google利用中

Google サービスとの一体化が最大の武器。最新は Gemini 3.6 Flash(7/21公開)で、最上位 Pro は 3.1 Pro のまま。上位に Deep Think(AI Ultra 限定)。

料金無料 / AI Plus 725円 / AI Pro 2,900円(5TB付き) / AI Ultra 14,500円・32,000円(20TB付き)
法人: Google Workspace 各プランに Gemini 標準搭載(追加費用なしのケースも)。上位機能はアドオン(2026年7月に AI Expanded Access へ再編)
メリット
  • Gmail・Docs・スプレッドシート・Drive とシームレスに連携
  • 月725円のPlusなど価格が圧倒的に安く、ストレージも付く
  • 動画生成 Veo 3.1・画像生成・NotebookLM など周辺ツールが豊富
デメリット
  • プラン改定・名称変更が頻繁で追いかけにくい(2026年だけで複数回改定)
  • タスクによって回答品質にムラがあるという評価も
  • フラッグシップ(3.5 Pro)の投入が三度延期され、最上位モデルの更新が競合より遅れている
できること

検索連携の回答、Workspace 文書の下書き・要約、動画生成(Veo)、画像生成、Deep Research、NotebookLM(資料からの音声解説・まとめ)、コード支援

今後

モデル・動画・エージェント基盤・インフラまで全レイヤーを自社で一気通貫提供する戦略。科学・工学分野への応用とエージェント化に注力。

Microsoft Copilot Microsoft

「AIを使いに行く」のではなく Word・Excel・Teams の中に AI が入っている業務組み込み型。Windows ユーザーなら無料版(Windows・Edge 組み込み)を追加費用なしですぐ試せる。

料金無料(Web版) / Microsoft 365 Premium 約3,200円($19.99・Office込み)
法人: Microsoft 365 Copilot Business 標準$21/人(初年度促進価格$18・年間契約)/上位$30 ※2026年7月1日からM365全体で平均16%の値上げ
※個人向けの単体プラン Copilot Pro は新規販売を終了し、既存契約も2026年8月1日でサポート終了。後継は Microsoft 365 Premium
メリット
  • Office アプリの画面内で直接使え、業務フローを変えずに導入できる
  • 社内データの権限管理・セキュリティが企業水準
  • Teams 会議の自動議事録・要約が強力
デメリット
  • 単体のAIチャットとしてはモデルの選択肢・自由度が低い
  • 本領発揮には Microsoft 365 契約が前提で、人数分の費用がかかる
  • 個人向けの単体AIプランが廃止され、Office込みの上位プランを買う形に一本化された
できること

Word 下書き・PowerPoint 自動作成・Excel 分析・Outlook メール整理・Teams 議事録、社内文書の横断検索、Copilot Studio による業務エージェント作成

今後

業務エージェント(Agent)機能の拡充が中心。搭載モデルも OpenAI 一辺倒から Anthropic など複数社へ多様化が進む。

Perplexity Perplexity AI

「AI検索エンジン」。回答に必ず出典リンクが付くため、調べ物・ファクトチェックに強い。

料金無料 / Pro $20 / Max $200
法人: Enterprise Pro $40/人〜 / Enterprise Max $325/人(50席以上は個別交渉可)
※AIブラウザ Comet は2026年3月に無料化。有料の Comet Plus($5・出版社の有料記事付き)は Pro・Max に同梱
メリット
  • 出典付き回答で情報の裏取りがしやすい
  • 最新のWeb情報に基づいて回答する
  • Pro では GPT・Claude など複数モデルを切り替えて使える
デメリット
  • 創作・長文執筆・複雑な作業は専業ツールに劣る
  • 検索特化ゆえ「これ1本」にはなりにくい
できること

出典付きのWeb検索回答、Deep Research(詳細レポート生成)、ファイル分析、AIブラウザ「Comet」でのページ横断作業

今後

AIブラウザ Comet を軸に「検索する」から「ブラウザがユーザーの代わりに作業する」方向へ拡大中。

Grok xAI(イーロン・マスク)

X(旧Twitter)と直結し、いま流れている情報をリアルタイムに参照できるのが独自性。最新は Grok 4.5(2026年7月8日公開)。

料金無料枠あり / X Premium+ 経由 / SuperGrok 約$30 / SuperGrok Heavy 約$300 ※API は業界最安級(Grok 4.5 は $2/$6)
法人: 専用の管理型プランは限定的で、API利用(従量)が中心
※Grok 4.5 の消費者プランへの展開は段階的で、7月時点でフル利用が確認できているのは Heavy のみ
メリット
  • X 上のトレンド・世論をリアルタイムに反映した回答
  • API 料金が安く、開発用途でのコストメリットが大きい
  • 巨大な自社計算基盤によるモデル更新の速さ
デメリット
  • 回答の正確性・倫理面での批判や炎上が過去に複数回
  • 日本語品質・ビジネス向け機能は他社にやや劣る
  • 企業導入の実績・管理機能が少ない
できること

リアルタイムのX検索・トレンド分析、通常のチャット・文章作成、画像生成・解析、コーディング支援

今後

自社スパコン「Colossus」を背景にした高頻度のモデル更新路線。X との統合をさらに深める方向。

DeepSeek 深度求索(中国・杭州)

2025年に世界を驚かせた「安くて強い」中国AIの筆頭。DeepSeek V4 正式版が2026年7月15日に全面提供開始(V4 Pro/V4 Flash の2系統)。

料金チャットアプリは基本無料 / API は入力$0.435・出力$0.87/100万トークン(キャッシュ未ヒット時)と業界最安級
法人: 管理型プランなし。API従量またはオープンモデルの自社・国内クラウド運用
※V4 から時間帯別料金を導入。平日の混雑時間帯(北京時間 9-12時・14-18時)は基本料金の2倍、平日夜間と土日は約60%割引
メリット
  • 無料で米国最上位級に迫る性能(コーディング・推論のベンチマークで互角の評価)
  • API料金が米国勢フラッグシップの5〜30分の1
  • モデルをオープンソース公開しており、自社サーバーでの運用も可能
デメリット
  • 公式アプリはデータが中国内サーバーに保存され、日本含む各国政府・企業で利用制限の動き
  • 中国当局の規制により政治・歴史など特定話題への回答が制限される
  • 法人向けサポート・管理機能は米国勢に見劣り
  • APIは時間帯で単価が2倍〜0.4倍に振れるため、日中に使うとコストが読みにくい
できること

チャット・文章作成、思考過程を示す推論(R1)、コーディング、翻訳、ファイル解析。オープンモデル版を国内クラウドで動かす選択肢も

今後

「最先端を最安で」の路線を継続し、オープンモデルの更新で世界の価格破壊を主導。業務データを入れない個人利用か、国内ホスティング経由が現実解。

Kimi Moonshot AI(中国・北京)

100万トークン(書籍数冊分)のコンテキストを扱える超長文特化型。最新は K3(2026年7月16日発売・2.8兆パラメータ・画像認識対応)。※人気殺到により新規登録を一時停止中(既存ユーザーは利用可・段階的に再開見込み)。7月27日にオープンウェイトを公開。

料金無料(旧モデル・回数無制限) / 有料 $19・$39・$99・$199 の4段階
法人: API従量が中心(管理型の法人プランは中国市場向け)
メリット
  • 100万トークンの長文処理は世界でも突出。長大な資料・書籍の丸ごと解析に強い
  • 無料版でも回数無制限+ファイルアップロード可
  • K2系はエージェント・コーディング用途で海外開発者からも高評価
  • K3 のオープンウェイト公開(7/27)で、自社・国内クラウドに置けば中国サーバー保存の懸念を回避できる
デメリット
  • 日本語の情報・導入事例がまだ少ない
  • 無料版は旧世代モデルで、最新モデルは有料
  • データ保存先など中国系サービス共通の留意点
  • 2026年7月30日時点で新規登録が一時停止中(いま乗り換え先として即座には使えない)
  • オープンウェイト版は4bit量子化でも約1.4TBのメモリが必要で、自社運用のハードルは高い。ライセンスも独自条件つき
できること

超長文の読解・要約、複数ファイル横断の分析、リサーチ、コーディング、チャット、画像認識

今後

長文×エージェントの路線を深掘り。オープンモデル公開により海外での採用も拡大中。会員制度を一般業務向けと開発者向け(Kimi Code)の2本立てに分割する方針。

Qwen(通義千問) Alibaba(中国・杭州)

アリババのAI。119言語対応の多言語性能と、世界最大級のオープンソース展開が特徴。正式版は Qwen3.6 系、2026年7月19日に Qwen3.8-Max(2.4兆パラメータ)のプレビューを公開。

料金チャットは基本無料 / API は Alibaba Cloud 経由の従量制で低価格($0.01〜3.20/100万トークン)
法人: Alibaba Cloud の法人契約・API(個別)。オープンモデルの自社運用も可
メリット
  • 日本語・韓国語などアジア言語を含む119言語に対応し、多言語混在の会話に強い
  • 公開モデル数が最多クラスで、派生モデルのエコシステムが巨大
  • Alibaba Cloud のインフラに支えられた安定したAPI提供
デメリット
  • 個人向けチャットUIは中国市場向けが中心で、日本からは使いにくい面も
  • データ保存先・回答制限など中国系サービス共通の留意点
できること

多言語チャット・翻訳、コーディング、画像認識・生成(マルチモーダル)、オープンモデルの自社運用

今後

オープンソース陣営の中核としてモデル公開を継続。世界の企業・研究機関の「土台モデル」としての存在感が拡大。

Vibe(旧 Le Chat) Mistral AI(フランス・パリ)

欧州の独立AI代表。GDPR準拠・データ主権を重視する企業や公共機関からの支持が厚い。2026年5月28日に Le Chat から「Vibe」へ改称し、チャットから業務エージェントへ路線転換。

料金無料(1日約25通) / Pro €14.99(約2,600円)と米国勢より割安(学生は50%オフ)
法人: Team €19.99(年払い)〜€24.99/人 / Enterprise 個別見積もり
※改称にあたり料金はユーロ建てで整理。既存アカウントの会話・設定・プランはそのまま引き継ぎ
メリット
  • 米中どちらにも依存しない欧州製で、GDPR・データ主権の観点で安心感
  • Flash Answers による毎秒最大1,000語の超高速応答
  • 主要モデルを Apache 2.0 でオープンソース公開、自社運用も可能
  • Work モードが Google Workspace・Outlook・Slack と連携し、承認を挟んで多段作業を実行できる
デメリット
  • 機能の幅・連携エコシステムは米国大手に見劣り
  • 日本語の情報・コミュニティが少ない
  • 製品名が変わったため、日本語の解説記事はまだ旧名「Le Chat」のものが多く調べにくい
  • 無料枠は1日25通程度と小さい
できること

チャット・文章作成、Canvas での共同編集、Web検索、PDF解析、画像生成、Work モード(メール整理・レポート作成の自動化)、Code モード(VS Code拡張・CLIでのコーディング)

今後

2026年3月に約8.3億ドルを調達し、パリ近郊とスウェーデンにデータセンターを建設中。「欧州の独立AIインフラ」路線を加速。改称後は ChatGPT・Gemini・Claude と同じ業務エージェント領域で正面から競合する構え。

国産LLM勢 NTT・PFN・ELYZA ほか(日本)

個人向けチャットではなく法人・官公庁向けが主戦場。2026年3月、デジタル庁の政府AI「源内」に7モデルが採択され存在感を増している。

料金法人・API契約が中心(個別見積もり)。個人が気軽に使える月額プランはほぼない
メリット
  • データを国内に保管でき、機密性の高い業務・官公庁案件に向く
  • 日本語・国内業務(敬語、業界用語、行政文書)への特化
  • tsuzumi 2(NTT)・PLaMo 2.0(PFN)・ELYZA(KDDI)・cotomi(NEC)・Takane(富士通)など選択肢が拡大
デメリット
  • 汎用性能・機能の幅は米中の最上位モデルに及ばない
  • 個人向けのチャットサービスがほぼなく、試しにくい
できること

社内文書の要約・生成、業界特化チューニング、オンプレミス/国内クラウドでの運用、行政・金融など規制業種への導入

今後

政府AI「源内」採択を追い風に自治体・大企業への導入が加速(PLaMo は150超の自治体へ展開)。「軽量×特化×国内保管」の路線で米中と棲み分け。2026年8月から政府での試用が本格化し、2027年1月に評価結果、4月から実際の調達が予定されている。

画像・動画・音楽生成AI

デザイン局で使用する生成系ツールと、未契約の主な比較候補。クレジット制(月の生成量に上限)が主流のため、商用利用の可否とあわせて各プラン条件の確認が必要です。

ツール 種類 料金(月額目安) 強み 弱み
利用中
ChatGPT利用中OpenAI(米) 画像生成 Business プラン内(追加費用なし) 指示文だけでラフ画像やイメージ出しが手軽 動画は不可(Sora は2026年4月に提供終了)。画風の統一・細かい制御は専門ツールに劣る
Gemini利用中Google(米) 画像(Nano Banana Pro)・動画(Veo 3.1) Workspace プラン内(追加費用なし) Veo の動画品質は最高水準。全員が追加費用なしで使える 生成回数の上限、細かい演出指定は専門ツールに劣る
Kling AI利用中快手 Kuaishou(中) 動画生成 無料〜/Standard $10/Pro $37/Premier $92/Ultra $180(26,000クレジット) 品質とコスパの両立で動画生成の主力格。Ultra は最優先処理+新モデル早期アクセス クレジット制で使い切ると待ちか追加購入。中国系(入稿素材の扱いに留意)
Vidu AI利用中生数科技(中) 動画生成 無料〜/Standard $9.99〜 安価。最新 Q3 で長さ・キャラの一貫性が大幅向上。アニメ調・参照画像機能に強い 中国系(入稿素材の扱いに留意)
DomoAI利用中シンガポール系 動画スタイル変換 Basic $9.99/Standard $27.99/Pro $69.99(年払い割あり) 実写→アニメ・ジブリ調・クレイ調など50以上のスタイル変換。有料プランは商用利用可 スタイル変換特化で汎用の動画生成は不得意。クレジット制
SUNO利用中Suno(米) 音楽生成 無料〜/Pro 約1,500円($10・2,500クレジット)/Premier 約4,500円($30・10,000クレジット) 日本語の歌詞・指示でボーカル入り楽曲が1分で作れる。商用利用は有料プランで可。大手レーベル(Warner)と提携済み 提携に伴い無料版のダウンロードが廃止され、有料版もダウンロード上限つき。ライセンス済み音源のみで学習した新モデルの投入後、現行 v5系は廃止見込み。UMG・Sony との訴訟は継続中
Artlist利用中Artlist(イスラエル) 素材+AIツール一式 年額 約19,080円(Music&SFX)〜約75,480円(Max) 商用ライセンスが明確な音楽・効果音・ストック映像・テンプレ+AI生成ツール。権利面の安心感が最大の価値 年払い前提。生成AI単体の性能では専門ツールに劣る
Adobe Firefly利用中Adobe(米) 画像・動画生成 Creative Cloud 契約内で利用可(単体プランは$9.99〜) 学習元がライセンス済み素材で著作権リスクが低く、商用出版物に使いやすい。Photoshop・Illustrator と連携、日本語UI。2026年7月時点で画像・ベクターの標準生成は有料プランなら上限なしの扱い 生成品質の尖りは専門ツールに一歩譲る。動画・音声生成や一部の他社モデル利用は生成クレジットを消費する(使い切ると追加購入)
未契約の比較候補
MidjourneyMidjourney(米) 画像生成 Basic $10/Standard $30/Pro $60/Mega $120 画像の美しさ・作風の幅で定番。参考事例・コミュニティが豊富 動画は限定的。UI が独特で日本語情報は有志頼み
RunwayRunway(米) 動画生成・編集 無料(画像のみ)〜/Standard $15(年払い$12・625クレジット)/Max $95(9,500クレジット) Gen-4.5 系の生成+編集ツールが一体。Kling 3.0・Veo 3.1・Nano Banana Pro など他社モデルも1契約で使える。映像制作ワークフローに組み込みやすい クレジット消費が速く、本格利用は上位プラン前提
Luma Dream MachineLuma AI(米) 動画生成 無料枠あり/約$9.99〜 Image to Video の品質が最高水準。イラストの質感を保ったまま自然に動かせる 英語UIのみ
PikaPika(米) 動画生成 Standard $8(年払い)〜 アニメ調表現と部分編集(服の差し替え等)が得意。初心者にやさしい 英語UIのみ、長尺は苦手
Hailuo AIMiniMax(中) 動画生成 無料枠が寛大/約$10〜 無料でもかなり試せる。有料プランは商用利用可+透かし除去 中国系(入稿素材の扱いに留意)
IdeogramIdeogram(加) 画像生成(文字入れ特化) 無料〜/Basic $8/Plus $20/Pro $60 画像内の日本語・英語の文字が崩れない。ロゴ・ポスター・帯コピー入りのカンプ向き 無料枠は生成画像が公開扱い(仕事利用は Plus 以上が現実的)
Seedream 5.0 ProByteDance(中) 画像生成(レイヤー分離特化) API従量:1枚 $0.045(2.36メガピクセル以下)/$0.09(超)+参照画像2枚目以降 $0.003 1つの指示から画像を2〜20枚の透過PNGレイヤー(背景・被写体・文字など)に分けて出力し、隠れていた背景も自動補完。Photoshop・Illustrator に持ち込んで要素だけ差し替えられる。14言語の文字描画にも対応 月額プランがなくAPI経由のみ(BytePlus・fal.ai・Replicate など)。日本語UIなし、中国系(入稿素材の扱いに留意)。日本語の文字描画品質は要検証
Stable Diffusion/FluxStability AI(英)/Black Forest Labs(独) 画像生成(オープンソース) 無料(自社PC・クラウドで運用) ローカル実行で無料・カスタマイズ自由。機密素材を外部に出さずに生成できる唯一の選択肢 環境構築と使いこなしに技術的ハードル
ElevenLabsElevenLabs(米) 音声(ナレーション) 無料〜/Starter $5/Creator $22 日本語ナレーションの品質が高い(32言語対応)。ボイスクローンも可能。PV のナレーションに クレジット制。声の権利の取り扱いに社内ルールが必要

機能の◯✕比較

各ツールが「何をできるか」を一覧で比較。機能の軸は掲載ツール全体の機能を合算したもの。○=対応 / △=限定的(一部プラン・上位プランのみ・品質限定)/ ×=非対応。2026年7月30日時点の目安で、詳細は各公式サイトでご確認ください。

ツール 無料プラン 文章作成・チャット 長文読解(大容量) 画像生成 動画生成 音声会話 Web検索 出典付き回答 Deep Research コーディング支援 PC・ブラウザ操作 Office/Workspace連携 API提供 オープンソース公開 法人プラン・管理機能
ChatGPT×
Claude×××
Gemini
Copilot×
Perplexity×××
Grok××
DeepSeek××××××
Kimi×××
Qwen××
Vibe(旧Le Chat)××
国産LLM勢××××××
ツール 無料プラン・無料枠 画像生成 動画生成(テキストから) 画像→動画(I2V) スタイル変換(実写→アニメ等) 画像内の文字入れ 音楽生成 音声・ナレーション 権利クリア済み素材 動画編集機能 商用利用(有料プラン) 日本語UI API提供 ローカル・自社運用
利用中
ChatGPT×××××××
Gemini××
Kling AI×××××
Vidu AI×××××××
DomoAI××××××
SUNO×××××××××
Artlist××××××
Adobe Firefly×××
未契約の比較候補
Midjourney×××××××
Runway×××××
Luma Dream Machine××××××
Pika×××××××
Hailuo AI××××
Ideogram×××××××
Seedream 5.0 Pro×××××××××
Stable Diffusion/Flux×××
ElevenLabs××××××

用途別・社内での使い分け

契約済みの ChatGPT(Business)・Claude(Max)・Gemini(Workspace)を前提に、出版・デザインの実務でどれを使うかの指針。まずは契約済みの3本で完結させ、足りない場面だけ他ツールを検討します。

書籍原稿・帯コピー・紹介文などの執筆・推敲

Claude(契約済み)

日本語の自然さと長文の扱いが最も得意。原稿仕事はまずこれ

長大な原稿・資料を丸ごと読ませて要約・チェック

Claude(契約済み)

Max プランなら大容量の読解も定額内。既定は7/24公開の Opus 5、Fable 5 も利用枠50%まで使える

企画書・提案資料のたたき台づくり

ChatGPT(契約済み)

構成案・文面・スライド案まで一気に出せる万能型

カバー案・図版のイメージ出し(画像生成)

ChatGPT または Gemini(契約済み)

Claude は画像生成不可。権利面が重要な本番寄りの素材は Adobe Firefly(CC契約内)で

書籍PV・プロモーション動画の生成

Kling AI/Vidu AI(利用中)

高品質かつ低コストの動画生成。実写→アニメ調などの変換は DomoAI

動画のBGM・ナレーション音源

SUNO/Artlist(利用中)

オリジナル曲は SUNO で生成、権利が明確な既成素材は Artlist から

Gmail・スプレッドシート・Docs がらみの日常業務

Gemini(契約済み)

Workspace で全員使えて追加費用なし。メール下書きやスプシ整理に

会議の議事録・要約

Gemini(契約済み)

Google Meet と連携して録画から自動でまとめられる

社内アプリ・業務自動化の開発

Claude Code(Max 定額内)

割振りアプリなど社内ツール開発の実績あり。追加費用なし

著者・市場・競合書の調べ物、ファクトチェック

ChatGPT / Gemini の Web検索(契約済み)

通常はこれで十分。本格的なリサーチ業務が増えたら Perplexity($20)を検討

X(旧Twitter)のトレンド・読者の反応調査

Grok(無料枠)

X のリアルタイム情報は契約済み3本では代替しにくい唯一の領域

著者情報・原稿・個人情報など機密を扱う作業

契約済み3本のみ

法人プランは入力データが学習に使われない設定。無料の中国系ツール(DeepSeek・Kimi 等)には絶対に入れない

もし従量課金化したら? 乗り換え可能性の評価

現在有料利用中の ChatGPT・Claude・Gemini が定額制をやめて従量課金になった場合を想定し、用途ごとに「他ツールへ乗り換えられるか」を評価。3本を併用しているため、1本が改定されても残り2本+下記候補で受け止められる体制がすでにあります。この想定は部分的に現実になりつつあります:2026年6月に Gemini CLI の無料枠が廃止、6月1日から GitHub Copilot がリクエスト単位の従量課金へ移行、7月20日には Claude の最上位モデル Fable 5 の提供形態が「Max 以上は定額内・Pro はクレジット制」に整理されました(通常モデルは全プラン定額のまま)。さらに7月6日には ChatGPT の法人プランで Workspace エージェント・Excel/Sheets 連携の無料期間が終わり、席料とは別のクレジット従量課金が始まりました。ただし従量化しているのは「エージェントが自律実行した分」で、チャット・文章作成・読解といった日常用途は引き続き席料の定額内です。乗り換え判断より先に、まずエージェント機能の使い方に上限・ルールを設けるほうが実務的な備えになります。

いまの用途 乗り換え可能性 主な乗り換え先候補 移行のポイント
日常チャット・文章作成・翻訳 ◎ いつでも可 Gemini(契約済み)/Copilot(Windowsなら無料)/Vibe(旧Le Chat・€14.99)/DeepSeek(無料) 操作感はほぼ同じ。プロンプトの書き方スキルはそのまま通用する
調べ物・リサーチ ◎ いつでも可 Perplexity(無料〜$20)/Gemini Deep Research 出典付き回答は Perplexity の方がむしろ得意
長文資料の読解・要約 ◎ いつでも可 Kimi(100万トークン)/Gemini(大容量コンテキスト) Kimi は無料でもファイルアップロード可。ただし2026年7月30日時点で新規登録が停止中のため、いますぐの乗り換え先には使えない。機密資料は入れない前提で
コーディング・アプリ開発
(Claude Code 相当)
○ 可能だが移行コストあり Codex CLI(ChatGPTプラン内)/Antigravity CLI(旧Gemini CLI・Google)/Vibe の Code モード/Cline・OpenCode など+安価API(DeepSeek・Qwen・Kimi) CLAUDE.md・スキル・MCP設定などの資産は作り直しが必要。コード自体は汎用なのでそのまま持ち出せる。※Codex は2026年6月24日以降、新規の ChatGPT Business ワークスペースでは席を追加できなくなったため、乗り換え先として当てにする前に自社の契約で使えるか確認が必要
画像・動画の生成 ◎ いつでも可 Gemini(Nano Banana Pro・Veo)/Grok/権利重視なら Adobe Firefly(CC契約内) むしろ Gemini の方が動画まで対応して割安
過去チャット・プロジェクト・メモリ △ 持ち出しにくい —(各社とも他社への引き継ぎ不可) 唯一のロックイン要素。重要な成果物は都度 Markdown・ドキュメントに書き出しておく

乗り換え時に「持ち出せるもの」と「置いていくもの」

✔ そのまま持ち出せる資産

  • プロンプトの書き方・AIとの仕事の進め方のスキル
  • 生成したコード・文書・スプレッドシート(汎用フォーマット)
  • MCP(外部ツール連携の標準規格)ベースの連携設定 — 主要各社が対応済み
  • API利用のコードは、切り替え層を挟めばモデル差し替えが容易

✘ 乗り換え先で作り直しになるもの

  • 過去のチャット履歴・プロジェクト・AIに覚えさせたメモリ
  • カスタムGPT/Claudeのスキル・CLAUDE.md などツール固有の設定資産
  • ツール固有機能に依存したワークフロー(Artifacts・Canvas 等)

いまからできるリスクヘッジ

成果物はポータブルな形式で残す重要なアウトプットはチャット内に置きっぱなしにせず、Markdown・Googleドキュメント・スプレッドシートに書き出しておく。これだけでロックインの大半は消える。
予備ツールの無料アカウントを持っておくGemini(無料枠が充実)・DeepSeek(無料で高性能)・Perplexity あたりを普段から時々触っておくと、いざという時の乗り換えが数日で済む。いま作れるうちに作っておくのが肝心で、Kimi のように人気が集中して新規登録が止まる(7/19〜・7/30時点で未再開)ケースは実際に起きている。
連携は標準規格(MCP)ベースで組む外部ツール連携を特定ベンダー独自機能ではなく MCP で組んでおけば、モデル提供元が変わっても連携部分は生き残る。
エージェント機能の使い方に社内ルールを決める2026年7月の変化で境界がはっきりした:従量課金になったのは「AIが自律的に何ステップも実行する」機能で、チャット・執筆・読解は定額のまま。ChatGPT Business は席は定額でも Workspace エージェントの実行分がクレジット課金(7/6〜)、Claude Enterprise は $20/席+API従量。誰がどれだけエージェントを回してよいか、上限と承認のルールを先に決めておけば、請求が跳ねる事故は防げる。
価格改定のニュースだけ押さえる市場は三層に分かれてきた:①日常用途の定額プランは価格競争で値下げ傾向(Google AI Plus 725円、Claude Opus 5 は7/24に Fable 5 の半額で登場し定額プランは据え置き)、②エージェント実行分は従量課金へ(ChatGPT の Workspace エージェント、GitHub Copilot のリクエスト課金)、③API単価は上げ下げ両方向(Claude Sonnet 5 は9/1に+50%、DeepSeek は時間帯別課金を導入)。日常のチャット用途が従量課金になる可能性は依然低い。改定があっても慌てず、この表の候補から選び直せばよい。
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